天赦園(てんしゃえん)
宇和島藩第7代藩主である伊達宗紀が、隠居場所として建造した池泉廻遊式庭園です。伊達家の家紋に因み様々な種類の竹をはじめ、藤や花菖蒲などの四季折々の花が植栽されており、園内各所に落ち着きのある趣を演出しています。
四季折々の風情が水面に映る
伊達政宗ゆかりの命名、幕末の国事斡旋の舞台ともなった大名庭園。
七代藩主、伊達宗紀(むねただ)(春山)が隠居の場所として建造した池泉廻遊式(ちせんかいゆうしき)庭園。
名の由来は、伊達政宗が隠居後詠んだ
馬上に少年過ぎ 世は平にして白髪多し
残躯は天の赦す所 楽しまずして是を如何せん
という漢詩から採ったもの。
書院式茶亭である潜渕館(せんえんかん)は、大正11年、昭和天皇陛下が皇太子のころ、天赦園御成の際の御座所にあてられたこともあります。
太鼓橋状の藤棚や珍しい竹に感激
園内には多くの藤棚があり、中でも池上にかかる太鼓橋式の藤棚にかかる白玉藤は、この園ならではの風景となっています。また、伊達家の家紋「竹に雀」にちなみ、さまざまな珍しい種類の竹が池を巡るように植栽されています。毎年6月の上旬になると、花菖蒲が満開になり、またひとしおの眺めとなります。
基本情報
住所 | 宇和島市天赦公園 |
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電話番号 | 0895-22-0056 |
営業時間 | 8:30~17:00(4月~6月) 8:30~16:30(7月~3月) |
休館日 | 12月第2月曜日~2月末期間の月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/28~1/1) |
入場料金 |
大人500円 高校生・高齢者(65歳以上)300円 中学生200円 小学生100円 団体(20名以上)400円 ≪お得な3館共通券発売中!≫ |
駐車場 | 無料 普通車30台/観光バス要予約 |