西江寺えんま祭/2月
宇和島に春を告げる祭り
古くから閻魔信仰のあった宇和島。その中で祭りとして現在まで続いているのが、西江寺えんま祭です。
えんま祭は毎年旧暦1月16日を含む3日間 藪入りと言われる時期に開催され、350年以上の歴史があります。
地元の人々からは「えんまさま」として親しまれ、祭りの時期になると宇和島に春の訪れを感じます。
村上天心が描く「地獄」
目を引くのは、宇和島出身の孤高の画家・村上天心の描く、畳8畳にも及ぶ大迫力の「えんま大王図」です。
恐ろしい地獄の様子を細かに描いた「地獄極楽絵図」や、えんま像の前で僧侶たちを集めて行われる法要も見どころの一つ。
ボランティアの方による解説と一緒に聴くと、より深く村上天心描いた世界を楽しむことができます。
えんま祭の楽しみ
魅力は絵図や法要のみならず、えんま祭は味覚でも楽しむことができます。
祭り3日間にわたり、西江寺と商店街では1日1回ずつもちまきが行われ、人々が集まり大変賑わいます。
境内では、無料で「えんま汁」と呼ばれるぜんざいのふるまいや、「えんま釜」と呼ばれるお茶会も開催。参道には、「ひょうたん菓子」や「まつたけ飴」の屋台も。
昔から変わらないえんま祭の風物詩です。
(2024年2月現在)
基本情報
お問い合わせ | 西江寺 |
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住所 |
宇和島市丸穂甲1140 |
電話 | 0895-22-0489 |
開催日 | 毎年旧暦1月16日を含む3日間 |
駐車場 |
無し 近隣、商店街などのコインパーキングをご利用ください。 |