郷土学習本
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 平成17年に旧の宇和島市と吉田町、三間町、津島町の1市、3町で合併して、今の宇和島市が出来ました。では、その前はどうなっていたのか、知っていますか? 江戸時代の宇和島藩は今の宇和島市よりもっと大きなエリアでした。佐田岬半島の伊方町から愛南町、そして高知県宿毛市の一部までもが宇和島藩だったんです。 このエリアには多少の違ちがいはありますが、牛鬼や鹿踊りといったお祭り行事や風習が共通しています。これは宇和島城下のお祭りがはやり広まっていったためで、こんなところに宇和島藩だった頃の名残を見ることが出来るのです。 今のように市、町、村と呼ばれるようになったのは、明治22年(1889)、市制町村制という制度が始まってからで、約130年前ぐらいの話です。この制度が始まったときは、江戸時代の村が一つの地方公共団体となりました。その後、大正、昭和と合併を繰り返して宇和島市は広がっていきました。 皆さんのお家が何町、何村だったか調べてみよう!148.宇和島藩はんから宇和島市へ市制町村制度と合併

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