ぶらり宇和島城下
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伊予神楽 脈々と受け継がれる神職神楽 宇和島周辺の神社例祭には、伊予神楽が舞われます。各地の神楽が神職から一般の人に担い手が移っていったのに対し、伊予神楽は、今でも神職の「かんなぎ会」によって伝承されています。最も古い上演の記録としては元和元年(一六一五)、初代宇和島藩主秀宗が伊吹八幡神社参詣の折の上演で、同神社には江戸時代の神祇本も残されています。全演目を奉納すると夕刻から明け方までかかるので、最近では十数演目、時間を短縮して奉納します。 【現在奉納されている主な舞】※奉納順は変わります・造みき酒祭舞・式しきさんばん三番舞・清め手たくさ草舞・古こきんおきな今老神舞・内うち舞・恵比寿舞・悪魔払舞・大おろち蛇舞・神しんたいうずめ体鈿女舞・弓舞・神かみしょうじょう清浄舞・火ひた焼き舞・妙みょうけん剣舞   (写真:三島神社 平成25年春祭り)迫力の火焼き舞軽快で華やかな悪魔払舞艶やかな神体鈿女舞国指定無形民俗文化財29 27

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