ぶらり宇和島城下
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● 宇和島城下【製作】宇和島歴史文化の結い人Projectわたしたち宇和島市民が作りました。 秋田恩・天津かほる・池田真紀・石崎勝 井上洋子・氏家初美・宇都宮一美・大西直子 久保田盛夫・栗村美砂子・河野洋子 小早川多美子・芝浩・杉田和雄・竹内正 徳田ミネ子・仲川幸延・西澤昌平・西本陽平 花岡景子・日出山輝・平井良和・廣瀬岳志 弘田繁信・福島多津子・堀田昌弘・松浦邦夫 三瀬雄一・宮瀬温子・村上沙紀 山内準一郎・山口隆史・山下英喜「この町は四国の西の端にあり、三方が山に囲まれて前が海。海は船さえあれば、もちろん、出入りができますが、逆にいえば大きな防壁でもある。住民には独特の気風があって、外との開かれた交流を許しながらも、閉じられた独自性を保ちうる。真ん中のほどよいところにお城の山があり、その上に天守閣がある。日本人が心理的に落ち着ける空間のイメージとはこれだな」  (山崎正和)「日本の町の典型は、城下町に尽きる。その城下町も小さな城下町に限る。その城下町の典型が宇和島という気がして、ここに来ると非常に気持ちが安らぐ。交通の便は悪いせいで隔絶していたということもあるが、単にそれだけではなく、雑種性という点でもこの町は典型である」  (丸谷才一)『日本の町』(丸谷才一と山﨑正和の対談集)より引用

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