JavaScript機能をONにしてください。 吉田町のみかん【宇和島市観光物産協会】
スペシャル企画
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vol.9 日本屈指のみかん生産地 吉田町のみかん Mandarin orange of Yoshida-cho.

吉田町の美味しいみかんを栽培する、みかん生産者を訪ねる。
宇和島市吉田町みかん生産者

写真:クリックで拡大山の斜面を埋め尽くすみかんの木々と、青く輝く宇和海。

豊かな自然に囲まれた吉田町で、丹精込めてみかんを栽培されている方々を訪ね、お話を伺いました。

高品質のみかんを作る

まず訪れたのは清家農園のみかん山。にこやかな清家ご夫婦に案内してもらいました。

思っていたより斜面の傾斜がキツく、登りながら「傾斜がキツイですね」と息を切らしつつ言うと、
「この傾斜も美味しいみかんを作るためには必要なんよ」と笑顔で私たちを振り返り、慣れた足取りでご夫婦はみかん山へと登っていきました。

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▲吉田町のみかん山

色々とお話を伺うと、この急斜面にみかんの木を植えているのには理由があるようです。
海岸線に沿ったみかん山の急斜面には、太陽からの直射光に加え、海に反射した光が当たります。この日当たりの良さと、一年を通して温暖な気候、畑の水はけの良さなど、おいしいみかんを栽培するのに適した環境がそろっているのだそうです。

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▲品質を良くするために摘果作業をおこなう

やっとの思いで山の頂上付近に到着すると、息子さんが摘果作業の真っ最中でした。丁寧かつ手早く、葉や実が切り落とされ、足元にはたくさんの小さなみかんが落ちていきます。

作物はなんでも、豊作のほうがいいに決まってると思っている私たちには、なんだかもったいない気がしますが、

「摘果をしてやらんとね、うまいみかんにはならん」

とのこと。

この摘果作業が、大きくて色・形・味も良いみかんが収穫できるかどうかのポイントになっているようです。

お話を聞き頭では納得しましたが、貧乏性の私たちには、やはりもったいなく思える小さなみかんたち。「食べられるのかなぁ」と見ていると、
「まだまだすい(すっぱい)けどね、食べてみる?」そう言って、

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▲摘果された小さなみかんがたくさん落ちていた

木から採った直径5cm程の小さなみかんを、奥さんが手渡してくれました。

パリパリと硬い皮を剥いて、口に入れると・・・顔が中心にキュッとなるくらい酸っぱい味。

でも、すごくおいしい!

柑橘の爽やかな風味とほのかな甘さが口いっぱいに広がります。これはこれで、ヤミツキになりそうな味。思わず私たちは「おいし〜」と、顔を見合わせて笑っていました。

そんな私たちを見て、奥さんが

「みかん狩りの季節になったらまた来さいや。甘くてもっと美味しいみかんが食べれるけん」
と嬉しい言葉をかけてくれました。

みかん栽培に適した環境に加え、生産者一人一人の丁寧な仕事があるからこそ、吉田町では品質の良いみかんが育てられています。

「甘くて美味しいみかん」を食べるため、今年の冬は人生初のみかん狩りを体験しようと決め、私たちは山を下りました。

みかん生産者の「今」と「これから」

「これからは、みかんだけ作りよってもいかんのやろうね」

そう話してくれたのは有限会社南四国ファームの土山さん。生産者市場「きなはいや」の運営メンバーであり、みかん栽培もされています。

現在、吉田町のみかん栽培を支えているのは60代の方々が中心で、後継者は少ないそうです。

そのため、採算がとれるようになるまで7〜8年かかる新しい品種への取り組みはなかなか難しい、と話されていました。

また台風被害を受けてしまうことや、収穫が多い年・少ない年(吉田町では、表作・裏作とも言われます)が交互に発生し、年々によって収穫・出荷が不安定なことも、みかん生産者の大きな悩みだといいます。

しかし吉田町の生産者の方々は、直面する様々な問題に頭を抱えるだけではなく、吉田町のみかんがもっと多くの人に届くよう新しい取り組みを模索しています。

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▲直売所には新鮮な野菜や地元の加工品などが並ぶ
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▲キロ売りされるみかん

取材させていただいた南四国ファームでは、減農薬みかんの栽培や、それを広めるために生産者市場の運営など、これからの吉田町を担う一角として熱心に活動されています。

「これからは、みかん狩りと組み合わせた体験型の企画や、グリーンツーリズムなどの検討もしていきたいなぁ」

吉田町のこれからについて話す土山さんの表情はとても活き活きしていました。

取材を通して、吉田町のみかん生産者の方たちは、高品質なみかんを作り続けるとともに、町全体の活性化も視野に入れ様々な角度から「攻め」の取り組みをおこなっているのだと感じました。

愛媛県を代表するみかんの産地・吉田町が、さらにパワーアップしていくのが楽しみです。

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