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vol7 四国霊場八十八ヵ所 宇和島を行く

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第41番札所 稲荷山 龍光寺

自分を見直す懺悔と感謝の旅 写真:本堂

民家の間から続く長い石段の先に、赤い鳥居がひときわ目を引く龍光寺。稲荷神社と共に在る第41番札所です。小高い山頂からは、穀倉地帯である三間平野を見渡せます。 古くから「お稲荷さん」と呼ばれ広く親しまれているこの寺の由来は、弘法大師が 巡錫(じゅんしゃく)した際の逸話に伝えられてます。

大同二年(807年)弘法大師がこの地に巡錫した際、白髪の翁が現れて「吾この地に往して守り庶民を利益せん」と告げました。弘法大師は日頃信仰していた稲荷明神の化身と感じ、その尊像を刻み堂塔を建て丁重に安置、稲荷山龍光寺として四国霊場の総鎮守とされたのです。

写真:大師堂
写真:稲荷神社
写真:ご住職
▲ユーモアを交えながら
   にこやかにお話されるご住職
『生きている間に幸せを願ってお四国参りにくるのがお遍路さんよ。』

近年、本州と四国を繋ぐしまなみ海道などの開通で交通の便が良くなり、お遍路さんの数は年々増え続けているものの、一方で慌ただしくお参りするお遍路さんが増えています。龍光寺のご住職は、お遍路さんにはゆっくり巡拝して、お四国参りの良さを感じ取って欲しいと願っていらっしゃいます。

『“人生は遍路”という言葉があるけどね、四国には山があり、登りや下りがあれば、平坦で楽な道もある。人生も同じということなんですよ。自らの行いと心がけ次第。これが仏の教えです。』

四国霊場八十八ヵ所の巡拝は、長い時間と労力をかけて自分を見直す旅。あたり前の事に気付き、感謝する心を育みます。出会うお遍路さんは皆、笑顔。気さくに充実した表情を見せてくださいます。

お遍路さんに聞きました!

香川県に移り住んだことが巡拝のきっかけになったというバイク遍路さん。 趣味のツーリングも兼ねて四国の景観を楽しみながら、「区切り打ち」(注)で巡拝中でした。

「バイクで走っていても、次の札所になかなかたどり着けず不安になることがあるんです。歩きとなるともっと不安で大変なのでしょうね。」

と、歩き遍路の苦労を察していらっしゃいました。

注:区切り打ちとは・・・ 八十八ヵ所の札所を何度かに分けて巡拝すること。
1度で全ての札所を巡拝することは「通し打ち」といいます。
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