JavaScript機能をONにしてください。 第42番札所 一果山 佛木寺 - 四国霊場八十八ヵ所 宇和島を行く【宇和島市観光物産協会】
スペシャル企画

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vol.7 四国霊場八十八ヵ所 宇和島を行く Shikoku Pilgrimage in Uwajima

第42番札所 一果山 佛木寺

自然と一体になり命を感じて

のどかな田園風景の中に、どっしり構えた仁王門が見えてきます。第42番札所佛木寺には、四国霊場では唯一の茅葺き屋根の鐘楼や、家畜の霊をなぐさめるための家畜慰霊堂といった珍しい建物が存在します。牛馬の守護寺として、「大日さん」と呼ばれ人々の信仰を集めるその由来は・・・

大同二年(807年)弘法大師がこの地に巡錫(じゅんしゃく) した際、牛を引いた老人に出会い、牛に乗るように勧められます。弘法大師は牛に乗りましたが、牛は楠の大木の下で急に止まってしまいました。上を見ると楠の枝に光る宝珠が引っ掛かっていました。弘法大師はこの地が霊地であると感じ、楠で大日如来を刻んで宝珠を大日如来の眉間に納めました。この大日如来を本尊としてお寺を建てられたことから、「大日さん」の名で広く親しまれ、弘法大師が牛に乗ってこられたことから牛や馬の守り本尊として信仰されるようになったのです。

写真:弘法大師像写真:本堂
写真:大師堂
仁王門
写真:茅葺き屋根の鐘楼

佛木寺の副住職は、この地を訪れるお遍路さんには自然の恵みあふれる三間で、自然と一体となり様々な命を感じてほしい、と語ります。

三間の遍路道は、お遍路さんが迷うことのないように配慮され、立て看板や道しるべが多く立てられています。旧遍路道・四国の道(注)・車の遍路道と、時代と共に変化し多様化する遍路道ですが、歩き遍路さんの道沿いには、布の端切れを木々に結んで作った道しるべや励ましのメッセージが見られ、お遍路さんを支えようとする時を越えた想いが感じられます。

お遍路さんは、自然から時には厳しい洗礼を受け、時には癒され救われます。自然と共に歩むことで、自分が生かされていることや生命の重みを肌で感じながら、およそ千数百キロにもなる遍路道を旅するのです。

 

注:四国の道とは・・・ 国土交通省四国地方整備局が整備した四国を1周する道。
国土交通省ルートと、環境省ルートがあり、それぞれ歴史文化と自然を感じる遊歩道として整備がすすめられています。約6割が遍路道と重複しているため、遍路道としてよく利用されます。
お遍路さんに聞きました!

3年前にご両親を亡くされたことが巡拝のきっかけとか。団体で大阪から巡拝にきたバス遍路さんです。バスの巡拝を始めてから毎年1度参加して、今年で3度目になるそう。

「お遍路さんをしていると楽しくてね。
感謝の気持ちでいっぱいになれるんです。」

終始笑顔を絶やすことなく、話してくださいました。

 
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