郷土学習本
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565632037856日振島西予市鬼北町松野町高知県四万十市高知県宿毛市愛南町御五神島戸島竹ヶ島宇和島吉 田津 島三 間051015kmN宇和島地区城壁のような石垣につい目を奪われがちの水荷浦の景色、実は海と山の両方で生活する「半はん農のう半はん漁ぎょ」の暮らしから生まれてきたものなのです。宇和島沿海の宇和海は黒潮が流れこむ豊かな海で、特に昔からイワシ漁が盛んに行われていました。海の恵みを求めて沿岸で暮らす人が増えると、食料を得るために急斜面の山を開墾して段々畑をつくるようになり、沿岸一円にこのような風景が広がっていきました。昭和の頃は宇和島のどこにでもみかける普通の風景でしたが、今は全国でもこの水荷浦だけしか残っていません。春のジャガイモ収穫、デンプンたっぷりホクホクでとっても美味♪宇和島の文化財ファイル№344遊ゆ 子す 水みず 荷が 浦うら の 段だん 畑ばた(重要文化的景けい観かん):遊ゆ子す「耕して天にいたる」って言葉がぴったり♪重要文化的景観:人の営みも含めて風景そのものが日本の歴史を物語り、ものだけでなく暮らしや生業も未来へ        つないでいこうと選ばれた場所のことをさしますぴ

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